ぱーふるの、うちへようこそ。

ゆるっと、ふわっと、すきなことを発信します。暮らしのメモや思ったこと、Jazzなどの音楽たちを真ん中において見つめた日々を綴ります。

サブちゃん、サブローさん、オオノさん=北島三郎さん。

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 たまたま見ることが多いテレビなのですが
 昨夜はNHK北島三郎さんのドキュメンタリーを放送していました。

 途中から見たので断片的な感想ですが、
 やはり「大物」といわれている方からは
 多くのことを学びました。

 

流されなかった「流し」

 広くお茶の間で知られている呼称は「サブちゃん」だと思います。
 わたしも勝手にそう呼んでいます。

 

 

けれど「サブちゃん」と日本全国に愛されるようになるまで
 かなりのご苦労をなさったようです。

 北島さんはデビュー前、上京してから流しのお仕事をなさっていたとか。
 「流し」なんて言葉、いまご存知のかたはどのくらいいらっしゃるのでしょう。

 かく言うわたしもこの目で見たわけではなく
 テレビを通じて知ることとなりました。

 

サブちゃん

 歌謡界、演歌、こういったジャンルは「ご年配のかたたち」の世界であって
 幼少期から身近にあったものではありませんでした。

 けれど学生時代、テレビで紅白を見るようになると
 それらの存在を知り、ふと周りを見渡せば手の届く存在なのだと気づきました。

 紅白といえばオオトリを飾ることの多かった「サブちゃん」が思い浮かびます。
 かなりマイクを口元から話して熱唱する姿は、驚愕でした。

 その紅白を卒業なさってからしばらく、テレビでお会いする機会が
 わたしにはなかったので、昨夜久々に見た「サブちゃん」の姿に感激していました。

 

歌手と座長

 ファンのかたはもちろんご存知なのでしょうが
 40年間、座長公演をなさっていたとのこと。

 今年1月の最終公演で、その幕を一度は下ろされたわけですが、
 その時の博多での映像が迫力満点でした。

 まず第一部で国定忠治を演じ、第二部の歌謡ショーでは
 疲れた様子を微塵も感じさせずに「サブちゃん節」を披露。

 ごくわずかの映像でしたが、凛々しい姿の国定忠治は素敵でした。
 そしてなによりステージ上に船が出てきた歌謡ショー。
 あんな大がかりなセット、お客さんは楽しめないはずがない、
 なんで最後なのと思ったに違いない、と感じていました。

 船だけでは終わらないところは大御所ならではなのでしょう。
 ラストはお祭りの賑やかさを表現した舞台いっぱいのセットが登場したのです。

 すごい。
 サブちゃんってすごい。
 演歌のコンサートって楽しそう。
 テレビを見ているだけで伝わってきた熱気は
 感動の渦を引き起こしていました。

 それともしかして「サブちゃん」のコンサートだけではなく
 歌謡界全体の光景なのかもしれませんが
 お客さんがきちんと座って楽しんでいらしたのです。

 ペンライトを両手に抱えるほどの本数を持ってらっしゃる方がいれば
 手に一本ずつ持ってらっしゃるかたもいて
 あぁ歌謡界もペンライトは必須アイテムなのね、と思ったのですが
 それよりも感心したことが「お行儀の良さ」です。

 昔、祖母と見に行った歌謡ショーで
 マナーの悪い方たちと鉢合わせたことがあったので
 おばちゃんたちって怖い(すみません…)とトラウマになっていました。

 楽しみつつマナーは遵守する、大切なことを学びました。

 

最終公演

 「サブちゃん」から本名の大野さんに戻られた瞬間の表情も印象的でした。
 お孫さんと楽屋でお話をされているときです。

 「サブちゃん」も普通のおじいちゃんなんだね、とほっとしたような
 納得したような気分で見ていました。

 御年78歳。
 多くのスタッフさんたちと作り上げて駆け抜けてきた座長公演の終演を
 複雑な思いで迎えられたのでしょう。

 最後はご自身で作詞作曲された曲を披露してくれました。
 静かに様々な想いがこみ上げる、そんな曲でした。

 この最終公演の模様は、明日のNHKで放送されるようです。
 チェックしなければ。

 

まとめ

  1. 演歌はお年寄りだけの世界ではない
  2. 歌謡界のコンサートのお客さんはマナーが素晴らしい
  3. 演歌だってペンライトは必須アイテム
  4. サブちゃんは40年間座長公演を勤め上げた
  5. サブちゃん→サブローさん→オオノさんに戻る瞬間
  6. 最終公演はNHK BSプレミアムで放送

 これからも「サブちゃん」と呼んでいきたい、
 すばらしい歌声を聴かせていただきたい、と思いました。

 では、さいなら。