ぱーふるの、うちへようこそ。

ゆるっと、ふわっと、すきなことを発信します。暮らしのメモや思ったこと、Jazzなどの音楽たちを真ん中において見つめた日々を綴ります。

コンビニの商品改良から見る利益拡大への思考。

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エイプリルフールですが
嘘は書きません。
冗談を言い合っている人々を見て
充分楽しませていただきましたので。

昨夜テレビでちらっと見かけたのですが
コンビニエンスストアの商品包装技術は
かなり目を見張るものがあります。

テレビではあるコンビニエンスストアの商品で
豆大福のパッケージが改良されたと
伝えていました。

従来品ではパッケージを開けようとすると
大福の場合、粉が床や机上に落ちてしまう
という声が寄せられていたそうです。

なるほど、そう言われてみると
何度も粉をこぼし、残念な気持ちになりつつ
掃除をしてから大福を頂く、
というパターンを繰り返していたように思います。

それってあなたがドジだからじゃないの?
と言われても事実なので仕方がないのですが
こういった些細なことを改善することは
重要なのではないかなと思っています。

 

今回の場合ですと

  1. コンビニでは多種多様の購買層をターゲットにしている
  2. ひとつの商品改善によって相乗効果が期待できる

この2点が導き出されると考えました。

まず1点目です。
コンビニエンスストアという店舗は
今では全国各地で見かけないところはない
と言っても過言ではないほど
多数の会社が設置をし、日々凌ぎを削っています。

そんなコンビニである商品の改良が行われました。
そしてその商品において

  • 日頃から同じ商品を買う人
  • たまに同じ商品を買う人
  • 買おうかどうしようか迷っていて買わない人
  • 普段は買わない商品だけど知人に勧められて買う人

これら4人の人がいたとします。

仮にそれぞれを順に
Aさん、Bさん、Cさん、Dさん、とします。

このなかで1番多くの回数その商品を買う人は
だれでしょうか?

Aさんです。
Aさんは、日頃からその商品を買っていることから
4人のなかでは購入回数が1番だと推測できます。

次はだれでしょうか?
それはBさんです。
Bさんは、たまにその商品を購入していました。
ですから購入回数は毎日ではなくとも
残りの二人よりは多いと推測できます。

では、3番目はだれでしょう?
3番目はDさんです。
Dさんは、いつもはその商品を購入しません。
けれど初めて知人に勧められてその商品を
購入してみようという気になったのです。
そうするとDさんは知人の勧めという動機づけによって
購入を決意したことがわかります。
ですから、取り立てて動機づけの見えないCさんよりも
購入回数は多い、と推測することができるのです。

こうして見てみると最後に残ったCさんには
ほぼ購入する可能性が見えません。

なぜかというと
買ってみようかなと迷ってはいても
最終的には購入を見送っているからです。

Cさんのようにいつもその商品を目にしながら
購入を決意することができない人は
購入に至るまでのきっかけがないことが
原因となっている場合が多いのです。

おそらくAさんBさんは
その商品が改良されていてもいなくても
購入はするでしょう。
決定的なマイナス要素がない限り
それは続くと思われます。

ですがCさんにおいては
マイナス要素はおろかプラス要素すら持っていないのです。

迷っている段階ではプラスマイナスゼロです。
なにも動いてはいないのです。

Dさんは今回、知人の勧めというプラス要素を得て
購入を決意するに至っていますが
このプラス要素はいったいどこからもたらされたのでしょう。

口コミやおすすめという他者からの情報は
それがプラス要素を多く含んでいるほど
購入への強い動機づけになります。

Dさんの知人は、この商品の改良を知った
AさんBさんのタイプだった可能性が高いのです。

そうすると、プラス要素を多く含んだ他者からの情報を
活用することで幅広い客層をターゲットにすることが
できる可能性が広がるのです。

先ほどの4人をそれぞれ順に
20代、10代、40代、30代の人だとします。

すると各年齢層には
一見何のつながりもないように見えるでしょう。

ですが、AさんがSNSやメディアを使って
この商品の改良を発信した場合
Aさんを通じて各方面に情報は発信されます。
その先にCさんやDさんがいたと考えても
不思議はありません。

また会話というアナログな手段によっても
情報は発信、拡散されるのです。

好きな子のことをこっそりクラスのお友達に話したら
たまたま聞いてしまった別のクラスメートが
他意なくクラス中に吹聴していた、
それと似た現象です。

そして2番目につながります。
1番目の検証を踏まえて考えていくと
Aさんが先ほどの商品が改良されていることを
知って購入するとともに
他の良く似た商品も気になって購入したとします。

この場合改良された商品が売り上げになることはもちろん
良く似た商品の売り上げも加算されます。

これが他の人にも起こったとしたら
どういった現象へと発展するでしょうか。

あわよくば売れるかもしれないという
受け身の販売方法ではありますが
うまく活用すれば
大きな利益を生むのではないかと思います。

ひとつ改良しただけでは
店舗全体の売り上げが伸びることはないと
思いがちですが
組み合わせ次第では
思わぬ効果を呼び込むこともあるでしょう。

最後に

  • コンビニでは多種多様の購買層をターゲットにしている
  • ひとつの商品改善によって相乗効果が期待できる

この2点を今回考えてみましたが
利益を生む工夫は様々あり
こんなこと?と拍子抜けしてしまうぐらい
変わった着眼点をもつと
思わぬ副産物があるものなのだなぁと感心しました。

お客様の声やアンケートを
本当に活用できている企業はそうそうないからです。

お腹も空いてきたので
豆大福が無性に食べたくなりました。

では、さいなら。