ぱーふるの、うちへようこそ。

ゆるっと、ふわっと、すきなことを発信します。暮らしのメモや思ったこと、Jazzなどの音楽たちを真ん中において見つめた日々を綴ります。

道の駅の野菜から気付いた「安心安全」の意味と有り方。

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気分が沈みがちだったのですが
朝から車を飛ばして、道の駅に行ってきました。

最近、各地の道の駅を目にするようになってから
地域ごとに異なる産物がたくさんあっておもしろいと感じています。

海が近いから魚介類が新鮮で豊富なのね、とか
山に近いところは山菜や野菜の種類が多いんだ、とか。

道の駅はスーパーマーケットとはちがう面白味があって
なかなか奥が深いのです。

まずは価格です。
なんといってもご近所のスーパーの特売日並みの価格なんですよね。
毎日が特売日!状態です。

そして鮮度。
新鮮なお野菜や魚介類の数々は
本当に贅沢だし、体に嬉しいものです。

 

でも、どのお野菜がおいしいのかは見た目では判断の
付きかねるところがあります。
じゃぁどれでもいいんじゃない?となりそうなのですが
どうせ買うのならおいしい方がいいものなのです。

そんなとき道の駅では声をかけてくれる方たちがいらっしゃるのです。

それは、定員さんと生産者さんです。

定員さんはまあ、スーパーマーケットでも尋ねれば
教えて下さるのかもしれませんが
なかなか声をかけにくいときがあるのです。
特に夕方の超混雑時。
絶対に声などかけられる雰囲気ではございません。
邪険にあつかわれたりしたらもう
涙目になってカートを押し続けるだけですもの…

けれど、日曜日のさわやかな午前中
いくら混雑していても道の駅では優しく丁寧に応対してくださいました。

どの春キャベツが甘くて柔らかいのかなぁ、と思案しているときや
いちごはどれが食べごろなんだろう…と迷っているときなど。

ベテラン主婦のかたならさっさとポイントを見極めて
レジにむかうのでしょうけれど
わたし、ドジでのろまなんです。
おまけに買い物では常に迷いすぎてやたらと時間がかかるんです。

こんなビギナーにとって、おいしい野菜の見分け方を
優しく伝授してくださる道の駅の定員さんと
生産者さんは、天使さまのようです!

タイミングよく出荷に来た生産者さんのブースに出くわすと
こっちのほうがおいしいよ、とか
これはこういう理由で形が悪いけど味は同じだし
値段も安くしてあるからお買い得だよ、なんてことを
お話してくださるときがあります。

へえ~そうなんだ、と自分が納得できるので
安心して買うことができます。

ここ最近見かけるようになったスーパーマーケットでのポップのように
「この野菜は○○がつくりました」と写真を添えて
消費者に安心安全を訴えている販売方法と
同じことだと思っています。

まあ、道の駅の場合、滅多にあることではありませんが。

けれど我々消費者にとって
安心安全に食品を購入できることは
今日、当たり前のようであって
実はそうではないと思います。

厳密に言えば、いくら顔写真付きのポップがあっても
「完全無農薬でつくりました」
有機農法栽培しました」という言葉が添えられていても
じゃぁその有機肥料には何を使ったの?
堆肥を排泄した動物は科学肥料を使った作物を食べてはいないの?
完全無農薬って本当なの?
疑問はどんどん溢れ出てきます。

詳細なデータを記載しているポップをほぼみたことがありません。
仮にそういったデータを記載していたとしても
それが確実に安全な食品であるか否かは
夕刻の慌ただしい時間帯に
瞬時で判断できる材料であるとは言い切れないものなのです。

QRコードを読み取ってその食品のデータを閲覧できる
システムもありますが、
そうやってひとつひとつ閲覧していく時間は
週に1度あるかないか、なのです。

物事はどんなことでも突き詰めれば突き詰めるほど
奥へ奥へと進むことができますが
進んでいるようでいて実は迷い込んでいる
ということも往々にしてある気がします。

理解はしているつもりでも
食品の各種マークの完全な意味を把握しているわけではないので
手に取った食品や加工品のパッケージについている
マークがどんな意味をあらわしているのか
ハタと考え込んでしまうときがあります。

自分のことならまだしも
子供のこととなるとそうはいかない、
母はよくそう口にしていました。

きっと食品選びもおなじことなのでしょう。

誰だって子供のためには
安心安全を選びたいものですもの。

身近である「安心安全」「マーク」「消費者の選択」
「生産者の提示」を改めて考える機会でした。

でもね、本当に大変なんですよね、完全無農薬って。
自分で野菜を作ってみるとわかったんです。
小さなプランター栽培でも大変なんです。

生産者さんのご苦労の一端を知った気分になっただけですが
おいしいものを感謝しておいしく調理しようと
改めて思いました。

今晩は春キャベツを使ったお料理を考えます。

では、さいなら。